お知らせ

飼い主様の変化から起きるグリーフについて


皆さんこんにちは。

訪問診療まどかペットクリニックの獣医師の松村まどかです。

今回は飼い主様の変化によっておこる

ペットのグリーフについてお伝えします。

動物医療グリーフケアアドバイザーの阿部美奈子先生に教えて頂いた内容をお伝えしたいと思います。いつもパワフルな阿部美奈子先生です。素敵なパワーをくださる阿部先生のお話を今回も皆さまにお伝えしたいと思います。

前回は何気ない日常が特別であることをお伝えしました。

では、この日常に変化が加わる時には、

どんな時があるでしょうか? 

例えば、

ペットの病気がわかった時、

飼い主様にはどのような変化が起こるでしょうか?

ペットの体調を心配し、

不安な表情になる。

声のトーンが低くなる。

名前の呼び方が変わる。

ほめてもらえなくなる。

ペットへの注目度が増す。

ご飯を食べるかどうかドキドキしながら見守ったり、ペットにつきっきりになったりします。

このような飼い主様の変化から

ペットたちは大きな不安を感じ始めます。

それはお家がペットにとって

安全なテリトリーではなくなることを意味します。

このことはペットにとっての大きなグリーフとなります。

ペットは自分が病気である事は分かりません。

毎日をまっすぐに生きています。

飼い主様の変化を察すると、

ペットたちは不安やストレスを感じ始めます。

不安やストレスが続くと、

ペットの免疫機能の低下につながったり、

さらに食欲が落ちたり、

病気の回復を妨げてしまうこともあります。

いつも通りの振る舞いが日常を守ることになります。それはペットの安心感を守ることに繋がります。

これは飼い主様にしか出来ない大切なポイントだと思います。

難しいことかもしれませんが、

これを知っておくと、

ペットが感じる不安の軽減につながっていきます。

ペットの不安が軽減されると、免疫機能の回復にもつながっていきますので、

ぜひトライしてみてください。

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